災害対策

災害対策

2005年3月に発生した福岡県西方沖地震は、突発的な大災害の恐ろしさを
私たちに改めて思い知らしめました。
福岡県透析医会では、大災害を想定して『災害時透析医療対策委員会』を立ち上げ、
2001年5月から災害対策に取り組んできました。
当院におきましても、緊急事態に備えた取り組みを行なっております。

1. 災害時情報伝達システムの整備、および啓蒙

福岡県では被災時の情報配信システムとして、『防災メール・まもるくん』の整備を
行なっています。
これは、地震・台風等の大規模災害が発生した際に、注意報・警報・避難勧告等を
電子メールで一斉配信するものです。
その『防災メール・まもるくん』には、被災時の透析医療機関情報を配信する機能も
組み込まれています。
当院においても、患者様やスタッフに対して災害時情報伝達システムの啓蒙活動を
行なっております。

2. 国・地方自治体・医師会との連携

日頃より国・地方自治体・透析医会・医師会との連携を密にし、
災害発生時に取るべき対策の研究やシミュレーション等を重ねています。
日本透析医会の災害対策事業の軌跡(内閣府HPより。PDFファイルが開きます)

当院院長の論文のダイジェストです。
災害に学ぶ―過去から (4)2005年福岡県西方沖地震
  (臨床透析 22:1505-1510, 2006)

3. 当院の設備

当院の建物は、地下120mから汲み上げる地下水設備と、停電時に威力を発揮する
自家発電設備を持ち、地震や台風などの災害に備えています。
また建物自体も、建築基準法では400~450ガル(震度6程度)の耐震が
求められていますが、当院は1000ガル以上の耐震構造を持っています。

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